GSコースダイアリー
1年GSC STEAM 出張講義 東京大学 (2025年10月16日)
令和7年10月16日(木)に、東京大学生産技術研究所 准教授 山崎大先生をお招きして、「1年GSC STEAM 出張講義」が行われました。
前半の講義では「宇宙から河川の流れを測る」と題し、水文学・グローバル流体力学に関する授業が行われました。はじめに、山崎先生の研究している研究基盤について複雑な大陸河川の流れをどのように計算するかなど、世界最先端の高解像度地形データの活用などが紹介されました。次に、世界の河川には、どれだけの水がどのように流れているかという大循環についての説明を聞きました。
後半には、教育用プログラム言語Scratchを用いた降雨・流出モデリングゲームにより、降雨―流出プロセスを体験型ゲームで学び、降雨流出過程について理解を深める大変有意義な時間となりました。
1年GSC東北大学連携セミナー
(2025年10月9日)
令和7年10月9日(木)に、東北大学高等大学院機構 特任教授 安藤晃先生をお招きして、「1年GSC 東北大学連携セミナー」が行われました。このセミナーでは、「小惑星探査機はやぶさ」のイオンエンジンの原理をイオンクラフトの製作・実験を通じて学ぶとともに、「課題研究のすすめかた」について、「高校時代に学ぶ課題研究についての手法を大学生になったときにどう生かすか」という講義を受けました。
イオンクラフトの実験では、生徒たちは説明書通りにイオンクラフトを作った後、できるだけ低い電圧でイオンクラフトを浮かせるために工夫していました。中には残念ながら途中で燃えてしまったものもありましたが、原因を考察することで新たな知識を得ていました。
GSC東北大学・筑波大学エネルギー研究所体験研修 (2025年8月6日~8日)
GSC東北大学・筑波大学エネルギー研究所体験研修 (2025年8月6日~8日)
令和7年8月6日(水)~8日(金)2泊3日の日程で、附属中3年生とGSC(グローバルサイエンスコース)1年生合計13名が、令和7年度「GSC東北大学・筑波大学エネルギー研究所体験研修」に参加しました。この研修は文部科学省「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」を活用して青森県教育委員会がエネルギー教育の充実のために実施している「青森県エネルギーに関する教育支援事業」により、三本木高校で実施しているものです。
1日目は筑波大学を訪問し、計算科学技術研究センターでスーパーコンピューター「Pegasus」を見学しながら、様々な最先端の研究が進められていることを講義により学びました。また、三本木高校卒業生がツアーガイドとして参加し、大学生活や高校時代に取り組んだことなどを聞きながらキャンパスツアーで広い構内を巡りました。
2日目は東北大学を訪問し、東北大学大学院工学研究科 先進核融合炉工学総合実験棟で加速器やプラズマ実験機器を見学しました。実際に行われている研究についても、大学の研究者の方や大学院生の方々に説明していただき、様々な研究がなされていることを知りました。また、講義室で東北大学大学院工学研究科 藤原充啓先生にエネルギーについての特別講義をして頂きました。特別に準備して頂いた内容で、わかりやすいように講義していただき、エネルギー活用の現状も含め大変理解が深まりました。
東北大学では本校卒業生の大学院工学研究科博士課程に在籍する先輩にエスコートして頂き、中学校・高校時代の様子やどのようにして研究に興味を持ったかなどのお話を聞き、進路に関する興味・関心も深めることができました。
「あおもり創造学」フィールドワークで 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル でインタビューをさせて頂きました! (2025年7月23日)
「あおもり創造学」フィールドワークで 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル でインタビューをさせて頂きました!
(2025年7月23日)
令和7年7月23日(水)高校1年生16名、高校2年GSコース生徒3名が、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」を訪問し、従業員の方々にインタビューをさせて頂きました。
地域の魅力発見をテーマに、青森県十和田市の観光業についてフォーカスし探究活動を行っているグループが、観光業やインバウンドの現状について、全国的にも有名な星野リゾートで実際に観光業に携わっている従業員の方々から、いろいろとお話を伺う貴重な機会となりました。特に、ホテルに宿泊した外国人観光客の人たちに楽しんでもらうアクティビティなどについてお聞きすることにより、地元の魅力を再発見することができました。外国人観光客の方と接する中でどのような点に気をつけているか、など生徒たちの質問に答えていただきながら、日頃の仕事内容について説明を聞き、自分達の進路についても考える機会となりました。
生徒感想(抜粋)
・特に印象に残っているのは、外国人観光客の方々への対応に関して、「英語は目的ではなく手段」であり、「正しい文法よりも伝えたいという気持ちが大切」というお話です。英語力そのもの以上に、相手を思いやる心や、伝えようとする姿勢が重要だという点に深く感銘を受けました。また、海外のお客様と接しているからこそ、言語の壁を越えたコミュニケーションの本質を理解し、体現されている姿を見て感動しました。
・ホテルがきれいで、いいにおいがしました。
・学生時代に海外留学などをして英語力をつけて仕事をしているのが、素敵だと思いました。自分もホテルで働きたいと思っているので、大変勉強になりました。勉強をがんばろうと思いました。
・自分がホテルに泊まっていたらやってみたいアクティビティがたくさんありました。
令和7年度総合的な探究の時間等を充実させるためのSTEAM教育教員研修が行われました。
令和7年9月17日(水)、令和7年度「新しい時代を切り拓く力を育む高校支援事業」の一環として、「教科横断型指導のための研修体制育成プログラム」教員研修が行われました。今回の研修では、STEAM教育や探究学習をテーマに、教科や文理を横断した授業づくりの在り方について学びました。
東京大学生産技術研究所 次世代育成オフィスの大島まり教授、川越至桜准教授、上田史恵学術専門職員を講師にお迎えし、講義と演習を行いました。講義では「STEAM教育・探究学習の基礎」や「探究における評価の方法」について理解を深め、演習では東大生研が開発した「探究学習デザインメソッド」についてワークショップを通して体験的に学びました。また、青森県教育委員会学校教育課高等学校指導グループの岡部晴菜指導主事や県内高校の教員にも参加いただきました。
教員が探究的な学びを実践的に身につけることで、生徒一人ひとりの主体的な学びを支える授業づくりにつなげてまいります。
令和7年度GSコース1学年『国際理解セミナーⅠ』が行われました。
令和7年度GSコース1学年『国際理解セミナーⅠ』が行われました。
令和7年7月9日(水)、本校GSコース1学年の生徒を対象に、『国際理解セミナーⅠ』を実施しました。講師は本校教諭・金田先生で、テーマは「世界の現状の考察 ~世界50ヵ国を旅して~」でした。
本校では国際社会で活躍する人材を育成するため、国際理解教育の一環として教育協定校台北市大理高級中学校との学校交流活動を進めています。世界の現状について理解を深めることにより、国際交流について考える探究力を養おうと考えています。
セミナーでは、金田教諭が実際に訪れた各国の写真を用い、それぞれの国の文化的・社会的特徴について紹介しました。また、地理や歴史に関連するクイズ形式の問いかけも交えながら進行され、生徒たちは興味を持って積極的に学び、楽しみながら知識を深めている様子でした。
令和7年度GSコース1学年『大学連携セミナー(岩手大学)』『附属中学生との協働学習』が行われました。
令和7年度GSコース1学年『大学連携セミナー(岩手大学)』『附属中学生との協働学習』が行われました。
令和7年6月26日(木)、岩手大学理工学部システム創成工学科の高木浩一教授を講師とし、GSコース1学年のみなさんが総合的な探究の時間において、『大学連携セミナー』を受講しました。さらに6月30日(月)には高木先生から学んだ内容を用いながら、附属中学校2年生のみなさんと協働して課題解決を図る演習に取り組みました。
高木先生には本校のSSH事業立ち上げからご尽力いただき、約15年にわたり本校の教育活動に多大な御協力いただいております。プラズマの研究の第一人者であり、テレビ出演をはじめ、多くの小・中・高校で講義・実験等を指導されています。本校でのセミナー直前まで日本を代表してアメリカでの学会に招待され、出席されていたそうです。昨年はウズベキスタンでの教育活動に携わるなど、国内外でその活躍が注目を集めている日本を代表する科学者のお一人です。
6月26日(木)は生成AIをベースとしたSociety5.0である現在において、なぜ協働学習が大切なのか、理数系課題研究における研究手法、基本的な進め方について丁寧に説明してくださいました。講演後、高校1年生のみなさんは実験結果をもとにモデルを作成する過程を実際に演習しました。
6月30日(月)は高校1年生と附属中学校2年生のみなさんが一緒に高木先生からの「エネルギー概論」の講義を受け、その後協働学習に挑戦しました。高校1年生は先輩としてグループのリーダーを務め、自分達が実際に行った演習時の貴重な失敗経験を活かし、中学生のみなさんと協力して実験・演習に取り組みました。
令和7年度2学年GSC2年テーマ追究チームで外部講師とのワークショップが行われました
令和7年6月日10(火)、十和田奥入瀬観光機構より河津拓郎様、鶴田直樹様、種市優里様の3名をお招きし、ワークショップが行われました。
GSコースでは2年生で週に2時間の「総合的な探究の時間」を設定しています。検証実験などをグループで行う課題研究チームと個人で興味のあるテーマを深く考えるテーマ追究チームに分かれて活動しています。今回は、テーマ追究チームのみなさんと十和田奥入瀬観光機構の3名の職員の方々との意見交換会が行われました。
十和田市の歴史、地域医療、AI、教育、NISAなど様々なテーマがある中、「ゴールは何なのか」、「具体的な現状の把握をもっとした方が良い」など、多くのアドバイスをいただきました。また、たくさんの質問に答えたり、ざっくばらんに話したりすることを通して、今後の探究を進めるにあたってのたくさんのヒントをもらうことができました。
何よりも地域の方々が、高校生の自分たちの学びに関心を持ち、こんなにも応援してくれるのだと心強く感じた時間となりました。
「2学年GSコース 森林環境学習(附属中1年生との協働学習)」が行われました!
令和7年5月23日(金)、2学年GSコースの課題研究生物森林班は附属中1年生が行う「森林環境学習」において、中学生と協働学習を行い、「森林の植生」に関する調査を行いました。
午前は、課題研究の生物森林班が、附属中1年生を対象に、「三本木夢と生命の森」についてプレゼンテーションを行いました。
午後は「三本木夢と生命の森」に移動し、課題研究の生物班が、附属中1年生との協働学習として、ブナの木の観察を行いました。
生徒たちからは、「事前に調べていったので臨機応変に説明できた」、「たくさん生えているブナから生命を肌で感じられた」、「環境保全に興味を持つひとが増え、活動を継続してほしい」などの感想がありました。
SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会 (2025/2/16)
SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会 (2025/2/16)
SDGs QUESTアクションアイディア奨励賞を受賞しました
2024年度「SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会」において、審査の結果、ファイナリストに選出された高校2年グローバルサイエンスコース生徒4名が、令和7年2月16日(日)、青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ で行われたファイナルセレモニーに出場し、SDGsQUESTアクションアイディア奨励賞を受賞しました。副賞として大阪・関西万博入場チケットを頂きました。
この大会は、持続可能な社会を実現するために解決したい、あるいは変えたいと思うテーマについて、その解決策と具体的な「SDGsアクション」について考え、高校生が考える社会課題解決のためのSDGsアクションアイディアをプレゼンテーション動画により発表、審査するものです。
「もったいないをなくす『おすそわけシステム』」というテーマで発表した本校チームは、おすそ分けから持続可能な助け合いの地域や社会をつくることを探究テーマとし、身近で行っているフードロス対策「食べ残さない・買いすぎない」を、自分たちのできる範囲で満足せず地域社会全体で取り組む仕組みにするための具体的方法について探究し、その成果を発表しました。
株式会社フードコミュニケーション代表取締役・食育料理家なぎさなおこ氏より直接ご講評を頂き、また、ワークショップでファイナルセレモニーに参加した他校の生徒のみなさんとお互いの探究活動について協議することで、自分達の更なる探究活動の発展について考える機会となりました。
令和7年度より、高校の緊急連絡メールは、まなびポケットへ移行しております。
生徒を通じて登録用のID・パスワード、簡易版マニュアルは配付しております。
保護者の方は、専用アプリをインストールすれば、プッシュ通知等が使用できます。
保護者部分まなびポケット操作マニュアル20249.27版.pdf