GSコースダイアリー

令和7年度GSコース1学年『国際理解セミナーⅠ』が行われました。

 令和7年度GSコース1学年『国際理解セミナーⅠ』が行われました。

 令和7年7月9日(水)、本校GSコース1学年の生徒を対象に、『国際理解セミナーⅠ』を実施しました。講師は本校教諭・金田先生で、テーマは「世界の現状の考察 ~世界50ヵ国を旅して~」でした。

 本校では国際社会で活躍する人材を育成するため、国際理解教育の一環として教育協定校台北市大理高級中学校との学校交流活動を進めています。世界の現状について理解を深めることにより、国際交流について考える探究力を養おうと考えています。 

 セミナーでは、金田教諭が実際に訪れた各国の写真を用い、それぞれの国の文化的・社会的特徴について紹介しました。また、地理や歴史に関連するクイズ形式の問いかけも交えながら進行され、生徒たちは興味を持って積極的に学び、楽しみながら知識を深めている様子でした。

令和7年度GSコース1学年『大学連携セミナー(岩手大学)』『附属中学生との協働学習』が行われました。

 令和7年度GSコース1学年『大学連携セミナー(岩手大学)』『附属中学生との協働学習』が行われました。

 

 令和7年6月26日(木)、岩手大学理工学部システム創成工学科の高木浩一教授を講師とし、GSコース1学年のみなさんが総合的な探究の時間において、『大学連携セミナー』を受講しました。さらに6月30日(月)には高木先生から学んだ内容を用いながら、附属中学校2年生のみなさんと協働して課題解決を図る演習に取り組みました。 

 高木先生には本校のSSH事業立ち上げからご尽力いただき、約15年にわたり本校の教育活動に多大な御協力いただいております。プラズマの研究の第一人者であり、テレビ出演をはじめ、多くの小・中・高校で講義・実験等を指導されています。本校でのセミナー直前まで日本を代表してアメリカでの学会に招待され、出席されていたそうです。昨年はウズベキスタンでの教育活動に携わるなど、国内外でその活躍が注目を集めている日本を代表する科学者のお一人です。

 6月26日(木)は生成AIをベースとしたSociety5.0である現在において、なぜ協働学習が大切なのか、理数系課題研究における研究手法、基本的な進め方について丁寧に説明してくださいました。講演後、高校1年生のみなさんは実験結果をもとにモデルを作成する過程を実際に演習しました。

 6月30日(月)は高校1年生と附属中学校2年生のみなさんが一緒に高木先生からの「エネルギー概論」の講義を受け、その後協働学習に挑戦しました。高校1年生は先輩としてグループのリーダーを務め、自分達が実際に行った演習時の貴重な失敗経験を活かし、中学生のみなさんと協力して実験・演習に取り組みました。

令和7年度2学年GSC2年テーマ追究チームで外部講師とのワークショップが行われました

 令和7年6月日10(火)、十和田奥入瀬観光機構より河津拓郎様、鶴田直樹様、種市優里様の3名をお招きし、ワークショップが行われました。

 GSコースでは2年生で週に2時間の「総合的な探究の時間」を設定しています。検証実験などをグループで行う課題研究チームと個人で興味のあるテーマを深く考えるテーマ追究チームに分かれて活動しています。今回は、テーマ追究チームのみなさんと十和田奥入瀬観光機構の3名の職員の方々との意見交換会が行われました。

 十和田市の歴史、地域医療、AI、教育、NISAなど様々なテーマがある中、「ゴールは何なのか」、「具体的な現状の把握をもっとした方が良い」など、多くのアドバイスをいただきました。また、たくさんの質問に答えたり、ざっくばらんに話したりすることを通して、今後の探究を進めるにあたってのたくさんのヒントをもらうことができました。

 何よりも地域の方々が、高校生の自分たちの学びに関心を持ち、こんなにも応援してくれるのだと心強く感じた時間となりました。

「2学年GSコース 森林環境学習(附属中1年生との協働学習)」が行われました!

 令和7年5月23日(金)、2学年GSコースの課題研究生物森林班は附属中1年生が行う「森林環境学習」において、中学生と協働学習を行い、「森林の植生」に関する調査を行いました。

 午前は、課題研究の生物森林班が、附属中1年生を対象に、「三本木夢と生命の森」についてプレゼンテーションを行いました。

 

 午後は「三本木夢と生命の森」に移動し、課題研究の生物班が、附属中1年生との協働学習として、ブナの木の観察を行いました。

 生徒たちからは、「事前に調べていったので臨機応変に説明できた」、「たくさん生えているブナから生命を肌で感じられた」、「環境保全に興味を持つひとが増え、活動を継続してほしい」などの感想がありました。

SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会 (2025/2/16)

SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会 (2025/2/16)
SDGs QUESTアクションアイディア奨励賞を受賞しました
 2024年度「SDGs QUEST みらい甲子園青森県大会」において、審査の結果、ファイナリストに選出された高校2年グローバルサイエンスコース生徒4名が、令和7年2月16日(日)、青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ で行われたファイナルセレモニーに出場し、SDGsQUESTアクションアイディア奨励賞を受賞しました。副賞として大阪・関西万博入場チケットを頂きました。
 この大会は、持続可能な社会を実現するために解決したい、あるいは変えたいと思うテーマについて、その解決策と具体的な「SDGsアクション」について考え、高校生が考える社会課題解決のためのSDGsアクションアイディアをプレゼンテーション動画により発表、審査するものです。
 「もったいないをなくす『おすそわけシステム』」というテーマで発表した本校チームは、おすそ分けから持続可能な助け合いの地域や社会をつくることを探究テーマとし、身近で行っているフードロス対策「食べ残さない・買いすぎない」を、自分たちのできる範囲で満足せず地域社会全体で取り組む仕組みにするための具体的方法について探究し、その成果を発表しました。
 株式会社フードコミュニケーション代表取締役・食育料理家なぎさなおこ氏より直接ご講評を頂き、また、ワークショップでファイナルセレモニーに参加した他校の生徒のみなさんとお互いの探究活動について協議することで、自分達の更なる探究活動の発展について考える機会となりました。