三高ダイアリー

令和6年度「あおもり創造学」合同発表会が行われました

令和7年1月15日(水)、令和6年度「あおもり創造学」合同発表会が行われました。今年度大変お世話になっている八戸工業大学から6名の講師の先生方においでいたただき、各活動教室に分かれて、グループや個人でこれまでの自分の探究成果を発表しました。

活動教室ごとに発表形式はさまざまでしたが、生徒のみなさんは緊張感のあるなかでも堂々と発表していました。なかには、8月や11月にフィールドワークにいった際に得た情報を盛り込んで話したり、実際に個人で実験をした結果を写真とともに説明したりしている人もいました。

講師の先生方からは、「ありきたりなアイデアではなく、個性に富んだものになっていた点が良かった」、「信頼性のあるデータを用いて、詳しく考察できていた」などの講評をいただきました。今年度の探究活動で得たことを2、3年生の活動でさらに深めて欲しいと思います。

台北市大理高級中学校とのオンライン交流第2回が行われました

令和6年12月19日(木)台北市大理高級中学校とのオンライン交流が行われました。

1学年GSコース5組・6組の生徒のみなさんは、この日に向けて司会進行役を決めたり、グループで話し合うために題材に合わせて役割分担をしたりと一生懸命準備してきました。

 リハーサルなども行い、準備万端で臨んだ当日は、不運にもネット接続の調子が悪く、台湾の先生方・生徒のみなさんと試行錯誤を重ねましたが、非常に残念なことに交流が叶わなかった班も中にはありました。

 なんとか接続できた班は、準備してきた日本文化についてのスライドを紹介したり、日本と台湾の高校生活について、校則や制服、学校行事なども含めて話し合ったりすることができました。

 これからもさまざまな障害にめげずに、海を越えてお互いに助け合いながら日本と台湾の交流を続けていきたいと思います。

内水面研究所訪問11/28

 地域の資源や魅力を調査するために、十和田市にある、青森県産業技術センター 内水面研究所を訪問しました。7月に出前トークで講義をしていただいたことをきっかけに、すぐ身近にこんな最先端の研究をしていること生徒は大変興味を持っていました。当日は所長さんや研究員の方から丁寧に説明をいただいた後、施設内の見学をさせていただきました。生徒たち間近に見るサーモンの大きさに驚きながらもメモを取ったり質問をしたりしながら知識を深めていました。

高校生模擬議会ワークショップが行われました11/27

 地域の課題や解決策を考えるグループワークや模擬議会を体験することにより、政治や選挙に対する関心を高めることを目的として、青森県選挙管理委員会、青森県明るい選挙推進協議会が主催する高校生模擬議会のためのグループワークを実施しました。当日は、明治大学特任教授 藤井 剛 先生の指導の下、青森県の課題と解決策についてKJ法やブレインストーミングを使って考えを深めました。

 本校では今回のグループワークをもとに、課題を精査し2月4日に青森県県議会本会議場で行われる高校生模擬議会で発表する提案を検討していきます。

 

生徒の感想より

・青森の課題や、それに対する解決策を考える考えてみて、魅力はあるのに、あまり知られていないのではないかなと思いました。これからはいろいろな出来事にアンテナを張って、自分事として捉え・考えるようにしたいと思いました。
 そして、18歳になったら絶対に投票に行こうと思いました。

・今まで、あまり政治について詳しくなれる機会がなかったが、この模擬議会を通して、青森県の身近な問題に着目でき、政治について興味が出てきた。これからもっと青森県の魅力や課題を突き詰め、青森県を活性化したい。

・青森県の人口減少を食い止めるにはどうしたらいいのかについて、班で話し合い、はじめは交通を整えることや、娯楽施設を増やすことなど都市部に近づけるという意見だったのですが、それではほかの県と変わらないことに気づきました。そこで逆に青森県にしかない魅力をそのまま残して、穏やかな田舎で暮らしたいご年配の方を対象に青森県に住む良さを伝えていくというアイデアを思いつき、自分だけでない色々な人と話してみると面白い考えが生まれ、楽しかったです。

・健康に関しての青森の課題をグループで出しあったことで、自分が知っていた課題を改めて確認でき、また自分が思いつかなかった課題も知れて、たくさん考えを広げることができました。青森には健康という項目だけでもたくさんの課題があって、地域の活性化のためにも、一人一人の健康寿命を高めていくことが大切なのだと思いました。課題の改善策を出し合った時も、たくさん意見が出てて、さらに自分の視野や考えを広げ、深めることができたと思いました。改善策には個人が気をつければいいものが多く、やはりまずは、個人個人の健康に対する意識を高めるべきだと思いました。しかし、医者の数が少ないなどの課題は県単位でしか解決できないなと思ったので、こういう課題の解決は県の議会などの協力も必要だと思いました。選挙で投票するときは、今日調べた健康の課題についてどのくらい公約に書いているのか、見てみたいと思いました。

・無言で意見を出してからみんなで共有するという事を繰り返し行うことで自己の発信や他者の理解について充実した活動が行えたと思います。また、こういった形式の活動を学年単位でできることはないのでとても貴重な経験をすることができ、嬉しかったです。私はもともと意見を出してもそこから広げることが得意ではありませんでした。しかし、今回の活動でもっと気楽に活発に意見を出し合ってもいいんだという事がわかり、苦手意識が少し減ったような気がします。話し合いを続けることで意見がより深まりより良いものができるというその過程にとてもわくわくするものがありました。話し合いはこんなに楽しく学びがあるものなのだと気づけた一日でした。たった数時間のはずなのにとても充実したような今までにない気持ちを体験できてとても楽しかったです。機会があるのならまたしたいと思いました。

令和6年度「あおもり創造学」フィールドワークが行われました

令和6年11月5日(火)、令和6年度「あおもり創造学」フィールドワークが行われました。日本風力開発株式会社様の御協力のもと、「青森の自然と再生可能エネルギー」を研究テーマとしている生徒30名がフィールドワークに参加しました。

 1つめの見学先は六ヶ所村二又風力発電所です。普段は遠くから眺めるだけの風車の近くまで行き、風車の中も見ることが出来ました。設置場所の風の強さや風車の音などを実際に体感できたのは非常に貴重な経験でした。

 2つめの見学先はイオスエンジニアリング&サービス株式会社様のトレーニング施設です。風車の構造やメンテナンスについて教えていただきました。夏の暑い中での作業の苦労や、危険な作業に出るまでの入念な訓練の様子、仕事をするうえでのやりがいなどを学びました。最後は洋上風力発電なども含めた風力発電について講義を受けました。事前に送付した生徒みなさんの質問にもとても丁寧に回答してくださり、実りの多いフィールドワークとなりました。