2024年8月の記事一覧

1学年GSコース「量子科学技術関連出前授業」を行いました。

令和6年7月8日(月)、量子科学技術産業利用促進事業「出前授業」が1学年GSコースを対象として行われました。

 はじめに、「量子科学技術研究の紹介 ~東北大学量子エネルギー工学専攻~」をテーマに、東北大学大学院工学研究科  量子エネルギー工学専攻 助教 藤原 充啓氏に、東北大学における量子科学技術研究の紹介を通じて、量子科学とはどのような学問なのか、そして現在研究中の最新技術についてご説明いただきました。

 次に「フュージョンエネルギー」について量子科学技術研究開発機構六カ所フュージョンエネルギー研究所 所長の竹永 秀信氏に、同研究所で行われている核エネルギーの研究についてご紹介いただきました。

この出前授業を通して、量子科学技術について理-解を深めるとともに、エネルギー分野から医療分野へと幅広い応用が期待されることが分かりました。

また8月5日には、1年生GSコースの一部生徒が青森県量子科学センターおよび六カ所フュージョンエネルギー研究所を見学します。2年生GCコースの課題研究物理班は採取した土壌の粒子線励起X線分析を行います。この2施設での見学や実習を通して、さらに量子科学技術への理解を深めます。

 

高校1学年夢と生命の森フィールドワーク・八戸工業大学研究室訪問

 今年度高校1学年では、あおもり創造学として総合的な探究の時間に、地域についての探究活動を行っています。そのうち「八甲田・焼山・十和田に知られる菌類の謎」のテーマを選択した9つのグループのうち23名が8月6日にフィールドワークを行いました。

 本校が林野庁「悠遊の森」事業でお借りしている十和田市奥瀬の「三本木夢と生命の森」において、きのこの観察・採取を行いました。林野庁上北森林管理署の伊藤研吾氏、長谷川貴章氏、坂本菜々氏にも参加していただき、豊かな自然の中で活動することができました。また、八戸工業大学星野保教授、北海道大学OBの小川貴由樹さん、八戸工業大学4年の佐藤佑斗さんにも同行していただき、きのこについての解説をいただきながら調査を行うことができました。

 昼食は八戸市にある食彩工房 la familleの菅原理弘シェフにご協力いただき、きのこを使った特別メニューを提供していただきました。

 午後は八戸工業大学を訪問し、採取したきのこの種類の同定作業や施設の見学をさせていただき、各グループの探究の進め方についてのアドバイスをいただくことができました。この日は40種類以上のきのこが見つかったほか、種類の同定が困難な新種の可能性のあるきのこも発見されました。

 今後はこの調査での学びを学校に持ち帰り、各自の探究テーマを進めていきます。

 夢と生命の森での活動にあたっては、事前の環境整備、調査、対策等を入念に行い、万全の体制の下実施しました。森林管理署の方には多大なご協力をいただきました、この場をお借りして御礼申し上げます。