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2020年11月の記事一覧

合唱コンクール (2020.11.20)

 11月20日(金)に本校体育館において,合唱コンクールが行われました。今年度はコンクールテーマ「附撓附屈~みんなでつくる歌の結唱~」のもと,学級ごとに団結し,向上心をもって練習に取り組む様子がみられました。18日(水)のSタイムには,縦割り合唱を行い,学年を超えて練習を深めることができました。

本番では,練習の成果を十分に発揮し,最高の合唱を歌うことができました。1年生は明るく元気の良い合唱を,2年生は感情や想いを込めた合唱を,3年生は表現豊かな,最高学年らしい見事な合唱を披露しました。

審査員の先生から,「どのクラスも表現についてよく研究していて,素晴らしい合唱でした。今年はコロナ禍で様々な制限がありましたが,どのクラスも一生懸命練習に励み,こうして1つの成果を得ることができたのではないかと感じました。」と講評をいただきました。

今年度の合唱コンクールが無事開催できたことに感謝をし,互いに頑張りを讃え合い,全校生徒皆でよい形で締めくくることができました。

合唱コンクール 審査員 新山 隆健先生 講評記録

 

私は,学生時代から合唱が大好きで,将来は合唱に関する仕事につきたいと考えていたほどでした。今は高校で音楽教師をしていますが,なかなか合唱に関わる機会がないので,今日は皆さんの素晴らしい合唱を聴くことができてうれしく思っています。

今年はコロナ渦で様々な制限がありましたが,どのクラスも一生懸命練習に励み,こうして1つの成果を得ることができたのではないかと感じました。合唱の醍醐味でもあるハーモニーもどのクラスも素晴らしかったですし,特に,曲のサビに向かって盛り上がっていくシーンでは,エネルギーやパワーを感じ取ることができました。また,サビのクライマックスであるフォルテッシモではエネルギーが爆発するくらいの表現もあり,よく考え,研究して取り組んだことが伝わりました。

1,2年生は,表現をさらに高めるために,「強い」を意味するフォルテは,どんなフォルテなのかをよく考えてみるといいと思います。ただ単に「強い」を意味するだけではなく,「温かくて強い」のか「嬉しくて強い」のか,あるいは「悲しくて強い」のか「冷たくて強い」のか,考えてみるといろんな感情があります。自分がその時その時で,相手に何を伝えたいのかを考えて,自分の声や言葉にして伝えることは,日常生活のコミュニケーションにも通じることです。例えば,メゾピアノの表現については,「弱く」を相手に伝えることになりますが,何がつらいのか,どんなことに悩んでいるのか,どう伝えるかということになります。音楽の授業では,そうした人との関わりで大切なことを学ぶ教科でもあるので,これからの授業もしっかりと取り組んでほしいと願っています。

3年生は,3年間の成長がとても伝わってくる素晴らしい合唱でした。また,人間的にも大きく成長したことを強く感じました。コンクールなので,賞はつきますが,どのクラスにも金賞をあげたいと思いました。悔しい気持ちもあるかもしれませんが,お互いがお互いを讃え合って,今後の残りの活動も共に頑張ってほしいと思います。

今日は本当にありがとうございました。


合唱コンクールに向けて

11月20日(金)に本校で合唱コンクールが行われます。今年度のコンクールテーマは,「附撓附屈~みんなでつくる歌の結唱~」で,1年生~3年生6クラスが自由曲を体育館のステージで披露します。本番に向けて,音楽の授業やSタイムなどで,学級ごとにリーダーを中心として練習に励んでいるところです。先日の生徒朝会では,各学級の代表者が合唱コンクールの目標や意気込みを発表し,全校生徒みんなで士気を高めました。
 
 
(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,本年度は保護者の参観を中止することと致しました。御理解と御協力の程,よろしくお願いいたします。)