2020年度卒 弘前大学医学部進学
三本木高校を選んだ理由を教えてください。
A 僕は元々三本木高等学校附属中学校の出身だったので、半ば自動的に三本木高校に入学しました。当時から弘前大学医学部医学科 を志望していましたが、進学実績や環境など自分の満足できる物がそろっていたので特に他の高校への進学は考えていませんでした。
高校生活で特に頑張ったことは何ですか。
A 生徒会活動です。 1年生の時から加入し、各学校行事や校則の改正など精力的に活動していたと思います。実際に少しの範囲ですが校則を改正できたことは、生徒会メンバーや私たちの声を聞いて下さった先生方の影響が大きいと思います。
三本木高校で大変だったことを教えてください。
A 両立が大変でした。当時は、勉強、部活、生徒会、課外活動(学生団体をやっていました)をしていたのでこれらを両立するのは大変でした。 3年生に進級する前に、部活をやめ、勉強と課外活動に絞りましたが、 2 年間両立しながら考えて決断したので後悔はないです。
高校1年生に戻れるとしたら、何に気をつけますか。
A 定期試験を軽視することです。僕は1年生の頃は定期試験を軽視していました。授業で扱った問題が多数出題するため、直接大学受験に関係ないだろうとどちらかというと模試を重要視していました。
定期試験は基礎的な力と自分の詰めの甘さを確認できる重要な物だと思います。基本的に飛躍しすぎて難しい、白紙のままという問題は定期試験には出題されにくいので、 そこで例えば計算ミスで点数を引かれたり、法則の解釈が曖昧で部分点だけもらったりなど 基礎的だからこそ詰めの甘さを確認できます。
軽いミスは一生無くならないと思います。どんなミスでも重く受け取らなければ一向に改善しません。僕はそのことに2 年生頃に気づいたのでなんとか軌道修正できたと思いますが、もっと早くに気づけたらなと思いました。
ケアレスミスと言うことは簡単ですが、その言葉が自然に出てきた瞬間、志望校に行けなくなると思った方が良いかもしれません。そのくらい強く意識して欲しいです。
ちなみに僕は苦手な物理にケアレスミスの言い訳をよく使っていましたが共通テストで痛い目を見ました。他の教科で補えましたが危ない綱渡りはおすすめしないです。
三本木高校の魅力、強みは何ですか。
A 母校の魅力や強みは在学していたときにはよく分からないものだと思います。僕も大学に入学し、やっと気づくことができました。
三本木高校の魅力や強みは充実した進学実績やGSコースなどありますがどれも特色であり、強みとは少し違うと思います。僕が感じた強みは「背伸びをさせない」ことにあると思います。
自分より上のレベルを目指すことはとても良いことです。ぜひ目指して欲しいと思いますし、自分にも高いレベルの目標があります。
「背伸びをさせない」 とは目標ばかり追いかけすぎて 自分の立ち位置やレベルが分からなくなることを防ぐということです。手堅く、射程圏内に収まるまで何度も何度も振り返ることで「背伸び」を防ぐことができると思います。
この「背伸びをさせない」姿勢は日々の授業や定期試験、毎日朝行っている英語の単語テストや国語の小問、数学の小テストに現れていると思います。毎週あるし、成績に入らないから関係ないと、朝のテストに手を抜いていたら「背伸び」している証拠です。
こんな問題志望校の二次にはでないし時間の無駄だと思っていたら早く解けば良いだけです。わざわざ 声に出す必要はありませんし、早く解いて時間を節約すれば誰も文句は言えません。当時の僕にそう言い聞かせたいです。
「背伸び」していたので 3 年生では地獄を見ました。 自分の立ち位置が分からなくなり、モチベーションを失いかけ、志望校入学を諦めかけていました。そこを防ぐことが三本木高校の強みだと思います。
在校生へメッセージをお願いします。
A 高校生ってすごいです。本当に。大学に入学して痛感しましたが、朝から夕方まで勉強した後、部活をやっていた自分が信じられません。勉強や部活以外にも友達と遊んだり、課外活動してみたり、恋愛したりと高校生は多忙です。青春という言葉はあなたたちのためにあると思います。高校生でいられる時間は3年間のみです。とても貴重だと思うので、自分の価値観で謳歌して下さい。僕も皆さんに負けずに大学生活を謳歌したいと思います。
受験等を控えている三高3年生へメッセージをお願いします。
A 僕から受験生の皆さんにアドバイスを送ることはおこがましいのでやめます。そのくらい皆さんはリスペクトされる存在です。どんな道に進もうと、皆さん今は受験生。全員リスペクトします。 1 つだけ言いたいことがあります。友達は本当に大切です。 親に反抗しようが先生に反抗しようが構わないですが、友達を大切にできない人はこの先何をやっても無駄だと思います。
「受験は団体戦」という言葉は当時の僕には響きませんでした。 どう考えても個人戦だろと思っていましたが、 今思うとあの言葉は友達を大切にしなさいという教訓だったのかもしれません。受験勉強はつらく、視野が狭くなりがちです。嫌でも他人と比較され、自分の立ち位置が数字で出てきます。つらいですよね。
大人になっても様々な基準で評価され、人の価値が決定されていきます。そんな中、基準なんてなくても接することができるのは友達だけだと思います。僕は学校という場は勉強ではなく、そんな友達を見つける準備をする場だと思っています 。
大学に入学しても同じです。高校の時に比べたら友達作りが難しいですが、友達といて楽しいなと思います。今は学力というつらいもので皆さんの価値が数字で決められています。学力はその人を構成するたった一つの要素に過ぎないですが、皆さんにとって、とても大きな物に感じると思います。僕もそうでした。学力で測ることとがきるのはその人の一部であり、全部ではありません。そのようなことは社会が勝手に決めてくれるので皆さんは今いる友達を大切に、これからできるであろう友達に期待しながら受験を乗り越えて欲しいなと思います。
三高の受験を考えている中学生へメッセージをお願いします。
A 中学生のみなさん。高校は自分で選んで自分で責任を取る場所です。少し厳しい言い方ですが、裏を返せば自分で責任を持つことで、中学校のときとは比べ物にならないくらい自由です。
三本木高校は部活に勉強以外にも生徒会や豊富な行事、学外では、外部団体への参加や留学、資格取得など様々なことに挑戦できる環境があり、選択肢が大変多いです。どれを選ぶのも自分次第。
自分の人生の選択を三本木高校を通してしてみてください。3年後、一回り大きくなった自分に驚くはずです。
ぜひ三本木高校に入学してみてください。後悔なんてしてる暇がないくらい、楽しく過ごせる環境がそこにあります。
最後に一言お願いします。
A 自分にとって重要なことは後々気づきます。今気づくことができなくても、後々気づくことができると思うのでいろいろなことにチャレンジすることをおすすめします。あのときこうすれば良かったという後悔を防ぐためですね。
特に苦手なこととか遠ざけてきたことや一見意味がなさそうなことなどをやって欲しいなと思います。
令和7年度より、高校の緊急連絡メールは、まなびポケットへ移行しております。
生徒を通じて登録用のID・パスワード、簡易版マニュアルは配付しております。
保護者の方は、専用アプリをインストールすれば、プッシュ通知等が使用できます。
保護者部分まなびポケット操作マニュアル20249.27版.pdf