サイエンスコース、グローバルサイエンスコースについて

概要
 サイエンスコース(以下、SC)は、これまで文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)として活動してきた資産を継承し、グローバル化の中で多様な人々と協働して新たな価値を生み出し、自分の考えを他者に伝えながら主体的に活躍できる人材を育成することを目指してきました。
 平成30年度入学生から、SCはGS(グローバルサイエンス)コース(以下、GSC)に変わりました。これまでのSCは理系学部進学に対応していましたが、GSCはこれに加え、文系学部への進学にも対応したカリキュラムに進化しています。

 1年時は、高校から入学した生徒(附属中学校出身以外)と附属中学校からの進学者と併せて2クラス(80人)でスタートし、3年間2クラス編成となります。なお、GSC選択希望調査は、高校入試合格発表後に行います。

 1年時は総合的な学習の時間において探究活動と発表活動の基本手法を習得します。2年時では、個人またはグループで決めた課題について具体的な探究活動を実践します。また、その成果を校内や大学等での発表会でプレゼンテーションします。

 青森県教育委員会主催の事業と連動して実施しており、東北大学主催「科学者の卵 養成講座」をはじめとして各種コンクールにも積極的に応募するなど、校内外の活動に積極的に参加することでSSH指定時と同等な活動を目指しています。

SSH事業について

SSHとは
 SSH(Super Science Highschoolの略です)
 未来を担う科学技術系人材を育てることを目的として、化学技術振興思考(JST)の支援のもと文部科学省が実施している事業のことです。SSHでは「化学への夢」、「化学を楽しむ心」をはぐくみ、生徒の個性と能力を一層伸ばしていくことを目指しています。
 本校では平成22年度から5年間の指定を受けました。また、平成27年度も1年間の指定校になりました。

◇本校の研究開発課題について
 社会技術の知識・技術を身につけた人材を育成するための教材、カリキュラム・指導方法の開発と協調学習システムの構築

◇研究の概要について
(1)中高連携・教科融合型学びによる科学知識の育成
 ・中高連携した大学や研究機関、企業等の研究者の指導によるフィールドワーク
 ・教科連携授業や大学連携セミナーによる科学、技術の基礎知識習得、社会との関わりに関する認識を高めるアプローチ
 ・協調学習による取り組み
(2)地域の資源を生かしたカリキュラムの開発
 ・大学や研究機関、企業等の研究者の指導による地域の自然環境・エネルギー環境等の体験学習、課題研究
 ・地域の小学校・中学校・高校の教員、大学教官及び起業等との研究交流、協働研究
(3)協調学習の実践による国際理解とコミュニケーション
          能力の育成

 ・本校及び近隣の学校のALT及び大学の研究留学生による授業及び協調学習による国際理解

SSH事業データ