12月8日(火)~10日(木)の3日間、高校1年生・音楽Ⅰ(芸術選択)と中学校全学年・音楽で、文化庁主催の「文化芸術による子供育成総合事業(芸術家派遣事業)」を行いました。
本事業は、学校に少人数の芸術家を派遣し、子供たちの豊かな創造力やコミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成し、優れた文化芸術の創造に資することを目的とした事業です。
今回、本校では「風の五重奏団(木管五重奏)」の方々に来ていただきました。ヘンデルの「水上の音楽」や「もののけ姫」の他、短編アニメーション映画「つみきのいえ」の映像に合わせた演奏など、クラシックからポップス、メディア芸術まで幅広い音楽を、途中で楽器紹介も交えながら披露していただきました。モーツァルトの「カノン」では木管五重奏の演奏に生徒がハンドベルで参加し、プロの演奏家と一緒に演奏するという貴重な体験もできました。生徒たちは、演奏家の息遣いを間近で感じながら、木管楽器の優しい音色に聴き入っていました。
演奏後は、本校OBでファゴット奏者の前田正志さんから、長年スタジオ録音の仕事をされてきた体験談などをお話していただきました。これまで700本以上の映画やCM等の録音に携わり、アニメ「アンパンマン」やNHK Eテレ「2355」のオープニングテーマなどにも参加されているということで、実際に披露していただくと、生徒から驚きの声が挙がっていました。
「風の五重奏団」
小川 正毅さん(指揮・ピアノ・ナチュラルホルン)
丸田 悠太さん(フルート)
井上 恵子さん(オーボエ)
前田 正志さん(ファゴット、三本木高校卒)
瀧田 奈々子さん(クラリネット)
中上 玲さん(ホルン)

